A.「カラザ」と呼ばれるもので、濃厚な卵白で出来ています。溶菌酵素と呼ばれるリゾチームを大量に含んでいるので栄養満点です。卵黄を左右から支える役目もあるんですよ。ちなみにリゾチームは様々な加工食品や医薬品にも応用されているんです。
捨てないで食べてくださいね。
タマゴソムリエFAQ
Q.生卵とゆで卵の見分け方は?
A.コマのように回してクルクルを回るのがゆで卵。うまく回らないのが生卵です。
Q.ゆで卵がむけにくくてボロボロになるのはなぜですか?
A.新鮮な卵は二酸化炭素を多く含んでいる為、加熱すると内圧で薄膜と殻の隙間が無くなってむけにくくなります。冷蔵庫で3~4日程度おくと二酸化炭素が放出されて茹でても剥きやすくなります。
Q.ゆで卵にした場合の賞味期限は?
A.ゆで卵にした場合、剥かない状態で2日以内。むいた状態だと24時間以内にお召し上がりください。
Q.パッケージに書いてある賞味期限を過ぎた卵は捨てた方がいいですか?
A.賞味期限の定義は「生で美味しく食べることが出来る目安の期間」ですので、臭いや色に異常が無ければ加熱処理して食べることが出来ます。
Q.鶏は一日に何個の卵を産みますか?
A.通常は一日で産卵できる数は一個です。数日間生み続けて、1~2日休んでからまた産み出すというサイクルを繰り返します。中には毎日産む鶏もいますが、平均で年間約300個を産みます。
Q.赤や白など、卵の殻の色が違うのはなぜですか?
A.鶏種によって色が決まります。羽毛が褐色や黒っぽい鶏は赤い卵。白い鶏は白い卵を産む傾向があります。
Q.卵黄の色が異なるのはなぜですか?
A.与える飼料によって卵黄の色が決まります。黄色の強い草やトウモロコシを多く与えた場合黄色が強くなって、飼料米やマイロ(穀物)を多く与えると淡い色になります。パプリカやカニの甲羅等の色素を与えると赤色が強くなります。ちなみに、卵黄の色と栄養価には直接的な関係はありません。
Q.購入後は冷蔵庫に入れた方がいいですか?
A.割る前であれば室温でも直ぐに腐ることはありませんが、夏の暑い日などでは直ぐに劣化してしまいます。また、殻の表面に水滴がつくと卵の中に微生物が侵入して腐敗する恐れがあります。家庭では温度が一定な冷蔵庫で保管してください。
Q.卵白が白く濁っているのですが、大丈夫でしょうか?
A.産みたての新鮮な卵は卵白に多くの炭酸ガスを含んでいる為、炭酸ガスが溶け込んで卵白が白く濁って見えることがあります。新鮮が状態であるため調理に問題はありません。但し、ゆで卵にする場合は殻が剥けにくいため、冷蔵庫で数日おいてからご使用ください。
Q.赤い血のような固まりがあるのですが、問題ないのでしょうか?
A.鶏の体内で卵が作られるときに卵管が出血してその一部が入る場合があります。安全で食べても問題ありませんが、気になる場合は取り除いて加熱調理してお召し上がりください。
Q.鶏は何歳まで卵を産めますか?
A.個体差もありますが、孵化してから150日前後で産みはじめて7~8年で産卵は停止します。
Q.保存するときは、とがった方を下に向けた方がいいんですか?
A.流通過程では振動等があるため、卵の殻の強度が高いとがった方を下にして垂直に立てた状態が強度時に好ましいのですが、購入後はどのような向きで保管しても問題ありません。
但し、うずらの卵はとがった方を上にして保管した方が好ましいです。
Q.卵の殻は洗ってから使った方が良いですか?
A.調理前に卵殻を水洗いすると、万が一卵殻の表面に雑菌があった場合に、その雑菌を卵内にしみこませてしまう場合がありますので衛生的とは言えません。